2010/01/24 生活に根差した日曜観光 [休日]

10:20 Lillyから病院のPHSに連絡が入る。あと15分くらいで到着するとのこと。また着く直前に連絡するとのこと。今日はプロパーのLilly(いつも暇なようで良く案内してくれる)と、外来看護師さん(名前忘れた?40前後か?)が、高雄の外れのちょっと田舎っぽい所を案内してくれるということになっているのだ。今日も天気がとても良い。日差しが少し強く半袖でも良いくらいである。
10:50 少し遅れて2人がやってきた。電話で何やら言っていて良く聞き取れなかったのだが、日差しが強いから、帽子やサングラスがあった方がいい。と言っていたようだ。どちらも持っていないし、特に気にしないよと言って出発する。
11:10 今回もこの外来看護師さんの自宅にいきなり到着する。また、カラオケ攻撃か?と少し不安がよぎったが、中には誰もおらず、取り敢えず車だけ置いて自転車に乗り換えるようだ(なるほど、それで帽子とかサングラスと言っていたのか?と今になって理解する)。何と3人分自転車を出してきて、それぞれそれにまたがって再び出発する。もうなすがままである。まずは朝食を兼ねた昼食に向かうようだ。
11:20 近くの商店街のような場所にある食堂に到着した。人は多く結構繁盛している。ガイドを持って現れる現地の人もいるので有名な所なのだろう。ここはカレーうどん(うどんといっても細い米製の麺)に肉ダンゴのようなものが入った独特な風味の料理が有名だそうだ。3人それを頼む。加えておでんのようなものを各種チョイスして、みなで一皿食べる。味は少し変わっていたが、悪くはない。写真を撮ったりした後、その場を後にする。
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12:00 自転車での移動も悪くない。街並みや風景をゆっくり見ることができるのだ。彼女らも色々と工夫して観光を考えてくれている。三人でのんびりと次の目的地に向かう。
12:20 台湾砂糖博物館なるところに到着した。
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ここは日本の植民地時代にできた砂糖工場の跡地にある広大な敷地の場所である。中には花が綺麗に咲いている場所があり、結婚したカップルがプロのカメラマンに写真を撮ってもらったりしている(台湾では結婚するとこのように景色の綺麗な場所で記念撮影をプロカメラマンに依頼するのが習慣だそうである)。
12:40 中のスペースでは、何故か日本の演歌を歌っている人達がいる。上を向いて歩こう・・・や知らない演歌やら。そこでCDなども販売していた。年輩の人は日本の演歌が好きなようで、座ってじっくり聞いている人達も多い。自転車で中を進み、珍しいアイスを食べようということになった。人気の所らしく、みな座ってアイスを食べている。2種類買ってきてくれて(相変わらず自分では全く支払っていない)、いずれにもあんこ(アズキ)がのっている。1つは少し茶色っぽくて甘さ控え目で若干ぱさぱさしている。もう1つは日本でも食べたことがあるような少し爽やかな感じの白い甘いアイス。2人とも食べ過ぎには気を付けているらしく、あまり食べずに残りを押しつける。仕方ないので綺麗にたいらげてやった。
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13:20 自転車で少し走ると、オープンスペースのちょっとした軽食・喫茶があったので入る。また食べるの?と思いつつ付いていく。木陰のテーブルに腰かけ、名物だという紅茶+砂糖キビのスティック(そのままかじれる)を頼んでくれる。加えてなぜかマレーシア風のスパイシーな焼き鳥までオーダーしている。Lillyが日本語のテキストブックを持ってきていたので、発音をいくつか教えてあげる。2人とも日本語に興味があるようだ。
14:00 さて次はどこに行くのかと思うと、外来看護師さんのおばあちゃんの家に到着した。何だか人がいっぱい集まっている。両親、祖母、おじさん、子供、親戚など、トウモロコシを食べながらくつろいでいた。トウモロコシを半分だけ貰って食べつつ、まだ1~4歳くらいの子供たち(4人くらい)が遊んでいるのをみたりする。こちらではいまだに大家族で暮らしているようだ。
14:30 自転車で周りをぶらぶらと走る(1人一番大きな女の子も自転車で付いて来た)。トウモロコシ畑やヤシの木、遠くには砂糖きび畑も見える。やはりここは亜熱帯の土地なのだ。
15:00 近くのお寺に向かうもまだ何も準備はされておらず、自転車でまた違う場所へと向かうこととなる。去り際にトウモロコシや梨みたいなフルーツをくれたので遠慮なく貰っておいた。
15:30 中国の旧正月(春節)にちなんだ催しものがどこかで行われているようで、遠くで爆竹や太鼓・銅鑼の音が聞こえる。道端で待っていたが、なかなか現れないので、その方向に向かっていくこととなった。かなりの人が着飾った衣装に着替え行進している。中には馬を連れている集団もある。テレビで良く見る、顔のデカイ面をかぶった人も濶歩している。これは台湾というよりも中国独特の雰囲気であろう。
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おっさんたちがビンナンという噛みタバコをくちゃくちゃしているのを良く見かける。ビンナンを噛むと口の中が赤黒く汚れるので一目瞭然なのだ。中流から上流階級の人達はこれを殆ど好まない。噛んだカスを道端に吐いたりするので、道路が汚れる。しかし、ここ台湾ではこのビンナンを売る店が道端に数多く存在する。これは一種の興奮薬のようなものなのだが、使い過ぎると口腔癌になることがわかっている。台湾はこの習慣があるために、非常に口腔癌の罹患率が高いことで知られている。そのため、口腔癌摘出後の軟部組織再建が形成外科領域で有名なのだ。悪いと解っていながら使って、結局は病気になり、医療費を使っていく。酒・煙草にも言えることだが、こういう状況を見ていると本当にやり切れない気持ちになってしまう。嗜好品は税金を上げろ!
16:30 予定より少し遅くなってしまったが、帰ることになった。帰りに今晩の夕食にでもということで春巻きを1つだけ買って分けてくれた。今日も食事を買いに行かずに済んでしまった。
17:00 まだ外は明るいので、少し洗濯ものを干したり、片付けをしよう。しかし、ちょくちょくと色んなものを貰ってきてしまい、まだ食べきれずにいるのが心配である。うまいこと朝や昼に回すように心がけよう。
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